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<東北大>次期総長大野氏「世界トップ30に挑戦」

記者会見で「世界で存在感を発揮できる大学を目指す」と抱負を語った大野氏

 東北大の次期総長候補に選ばれた同大電気通信研究所長兼総長補佐の大野英男氏(62)は18日、仙台市青葉区の片平キャンパスで記者会見し「世界で存在感を発揮できるように、わが国で最も挑戦的な大学にしていく」と抱負を述べた。
 大野氏は研究、教育、国際化、社会連携の4分野で「挑戦」すると説明。「世界の研究者が目標にする研究拠点をつくり、新たな学問が芽吹く場も創出し、世界三十傑に数えられる大学を目指す」と強調した。
 世界に先駆けた研究により、国内外から学生が集まり教育が発展し、研究成果を基盤に産学連携も進むという大学経営の「好循環」を重視する。「学生たちの挑む力を伸ばし、未来を切り開く人材をたくさん送り出したい」とも話した。
 基礎研究などに充てる国からの運営交付金が減額される中、産学連携で財務基盤を強化する考え。「産業界と一緒に価値を創造し、正当な対価を得て大学を運営することが重要なミッションになる」と語った。
 「東北大のポテンシャルは高く、研究も活発だ。もっと評価されていい」、「研究のインパクトをもう少し意識し、世界と対話する形で成果をアピールする努力をしたい」と学内の研究者を鼓舞した。
 東日本大震災を経験した被災地の総合大学として、「震災復興への貢献は継続する」と断言。「災害科学を新しい学問領域にする。災害に備え、どんな社会をつくるかという実践的な学問にし、社会的、国際的に貢献したい」と強調した。


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2017年10月19日木曜日


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