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<避難解除>福島地域再生へ誘客期待 富岡駅前に新ホテル

富岡ホテルの館内を見学する関係者ら

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が帰還困難区域を除き今春解除された福島県富岡町で、JR富岡駅前に17日、ビジネスホテル「富岡ホテル」がオープンした。
 JR常磐線は21日に竜田(福島県楢葉町)−富岡間が6年7カ月ぶりに運転を再開する予定で、ホテルは一時帰宅する住民や観光客の利用を見込む。
 ホテルは重量鉄骨4階でシングル66室とバリアフリーのツイン3室を備え、レストランやバーラウンジ、小会議室がある。客室はバス、トイレが分かれる。レストランは県産食材を使い、栄養士が健康に配慮したメニューを考案し提供する。稼働率は7割を目指す。
 町内で衣料品店や居酒屋などを経営していた8人が3年前から計画。昨年5月に会社を設立し、今年2月に元町有地に着工した。総事業費は8億8000万円で、うち5億2000万円に国の補助金を充てる。
 社長には、原発事故前まで富岡駅前で食料品店を営んでいた渡辺吏(つかさ)さん(58)が就いた。記念式典で渡辺社長は「事業に取り組むのは古里・富岡町の未来のため。誰もが心豊かに安心して暮らせる町になることを祈る」と強調した。
 宮本皓一町長は「帰町者や来町者の交流の場となり、町民の絆確認やコミュニティー醸成にもつながる」と期待した。
 シングル1泊7300円(税別)から。連絡先は0240(22)1180。


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2017年10月19日木曜日


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