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絶滅危惧種の水生植物「ガシャモク」青森・つがるで確認 北限500km超更新

発見されたガシャモク(弘前大提供)
花が咲いたガシャモク(弘前大提供)

 弘前大白神自然環境研究所の山岸洋貴助教は、青森県つがる市の湖沼群の沼で、絶滅危惧種の水生植物「ガシャモク」の生息を確認したと発表した。新潟大と弘前大、市民グループ「津軽植物の会」による合同調査チームが発見した。
 山岸助教によると、ガシャモクは関東や九州地方などに分布していたが、水質汚染により、この100年間でほとんどが絶滅。環境省のレッドデータブックで、日本国内での絶滅の恐れのある種の最上位「絶滅危惧種IA類」に指定されている。現在は、北九州市のお糸池でしか自然個体群が見られないとされてきた。
 調査チームは今年6月、つがる市の湖沼群の沼に長さ約3メートルの切れ藻が浮いているのを発見。DNA鑑定した結果、純粋種のガシャモクと判明した。9月には湖沼群で自生する複数の自然個体群も発見した。
 これまでは千葉県の手賀沼が生育の北限とされていたが、それを500キロメートル以上更新する結果にもつながった。
 山岸助教は「非常にすごい発見。地元の中学生、高校生に飼育や観察してもらうなど、教育の一環にも活用してほしい」と話した。成果は16日に発表された。


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2017年10月20日金曜日


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