岩手のニュース

<衆院選岩手>投票所数を集約、期日前は増設 タクシー券も配布… 市選管が「改善」

投票所を集約して実施された一関市議選の投票風景=2017年10月1日、一関市大東町

 衆院選の22日投票に向けて、一関市選管が投票事務の効率化と有権者の利便性向上に取り組んでいる。2014年の前回衆院選より「投票率3ポイント上昇」という数値目標を掲げるが、有権者の評価は割れており、定着には時間がかかりそうだ。
 市選管は今回の衆院選で、それまで市内に122カ所あった投票所を71カ所に集約。代わりに期日前投票所を8カ所から17カ所に増設した。その上で、期日前投票の期間と投票日に使える600円分のバス・タクシー乗車券を全ての有権者に配布した。
 期日前投票の定着を踏まえた「改善」で、商業施設2カ所に開設した投票所は、居住地に関係なく投票できる共通投票所とした。
 市選管の目標投票率は、前回衆院選(59.27%)から3ポイントアップの「62%台」。しかし同じ仕組みで実施した10月1日投票の市議選では投票率が伸びず、前回市議選を2.54ポイント下回る62.68%に終わった。
 有権者延べ約1000人が投票にバス・タクシー乗車券を利用したものの、市の郊外では遠くなった投票所に批判的な意見が大半を占めた。一関市大東町の主婦(77)は「以前は歩いて行けたのに、いまは車がないと駄目になった。1人暮らしの高齢者にはきつい」と話す。
 市選管は今後、さらなる利便性向上を目指して全ての投票所を共通投票所にする計画だ。二重投票を防ぐオンラインシステムの構築が不可欠となるが、17日にはシステム障害が発生。約130人が期日前投票をできない事態となった。
 市選管は「投票日のトラブルは絶対にあってはならない」と気を引き締めて投開票本番に臨む。


2017年10月20日金曜日


先頭に戻る