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<エアレース>総合Vの室谷さん「V2狙う」福島に凱旋

総合優勝を決めて帰国し、トロフィーを持つ室屋さん

 小型プロペラ機によるレッドブル・エアレース世界選手権で初の年間王者となった室屋義秀さん(44)=福島市在住=が20日、練習拠点の農道空港「ふくしまスカイパーク」(福島市大笹生)で報道各社の取材に応じた。「福島の皆さんの力で取ったトロフィーだ」と支援に感謝し、「総合優勝は通過点にすぎない」とさらなる飛躍を誓った。

 室屋さんは逆転での総合優勝を決めて米国から帰国し、20日朝に福島に戻った。悪天候の最終戦について「途中から集中力が研ぎ澄まされ、いわゆるゾーンに入った状態」と説明。想定を1秒近く縮める最速タイムに「圧巻。自分でも何が起きたのかという感じだった」と振り返った。
 1995年に初参戦した際の目標が「操縦技術世界一」。「総合優勝で一つの形にはなったが、結構ミスもあり、通過点だ。求めるものは先にある。これ以上うまくなれば狙うのはV2ということになる」と連覇に意欲を見せた。
 新たな機体展示場を来年夏までにスカイパークに整備し、小中学生対象の航空教室を定期開催する考えも示した。
 「遊びながら飛行機の仕組みなどを学んでもらう。パイロットだけでなく(機体)整備など職業の選択肢を見せ、航空業界に携わる入り口をつくりたい」
 東京電力福島第1原発事故からの復興支援のため、県内へのエアレース招致にも意欲を示し「会場には10万人が集まり、配信されて何億人もが見ることになる。復興の現状を知ってもらう機会になる」と語った。


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2017年10月21日土曜日


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