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<ベガルタ>大岩の献身的守備光る「上を目指すだけ」

仙台−清水 後半、ゴール前で相手選手と競り合う仙台・大岩(左から2人目)(鹿野智裕撮影)

 精神的ショックは引きずらなかった。前節川崎戦で数的優位の状況で逆転負けした仙台は主導権を握り続け、J1残留に近づく最低限の勝ち点1を手にした。
 「予想以上に引いてきた」と渡辺監督は振り返る。清水は開始から自陣にこもり、ゴール前で守備ブロックをつくった。直近リーグ3試合で計8得点と攻撃陣が好調な仙台だったが、J1残留に向け着実に勝ち点を積み上げようとする相手を最後まで崩せなかった。
 内が無理なら外からと、両ウイングバックは何度もクロスを送った。右の古林は「チャンスが多かったので勝ちたかった」と強調。左の蜂須賀は「ミドルシュートからのセカンドボールを狙うなど、攻め方を工夫したかった」と悔やんだ。
 攻撃に課題を残した一方、守備は8月13日の広島戦以来8試合ぶりの無失点と結果を出した。ひときわ輝いたのが3バックの中央で守備を指揮する大岩だ。球際への厳しい守備でカウンターをつぶし続けた。渡辺監督は「カバーリングがパーフェクト。(無失点は)一貴(大岩)の貢献が大きい」と賛辞を惜しまなかった。
 負傷した富田の代わりにゲームキャプテンを務める大岩は「下(降格圏)と勝ち点がどれだけ離れているか見ていない。自分たちは上を目指すだけ」と笑顔なく締めくくった。(狭間優作)


2017年10月22日日曜日


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