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<衆院選岩手>小沢さん貫禄の17選 本人不在の事務所に歓声

17選を当確とし万歳三唱して喜ぶ小沢一郎陣営=2017年10月22日午後8時すぎ、奥州市

 初の無所属立候補、本人の不在、そして組織の高齢化−。三重苦をものともせず、岩手3区で自由党代表の前議員小沢一郎さん(75)が貫禄の17回連続当選を飾った。
 「当選確実」の知らせが入ると、本人不在の奥州市水沢区の事務所に歓声が上がった。「今の政治には小沢先生が必要だ」と気勢を上げる支持者。選対幹部は「確かに不安の消えない選挙戦だったが、最後には引き離せたのではないか」と冷静に振り返った。
 野党結集を狙った無所属立候補は政見放送に出演できず、選挙カーは1台しか使えない。法定ちらしも枚数が制限されるなど「無い無い尽くし」(陣営)の戦いを強いられた。
 それでも共産党が候補擁立を見送って「自主的支援」を表明するなど、無所属戦略はもくろみ通りの効果を発揮。したたかに「野党共闘」対「自公与党」の一騎打ちに持ち込んだ。
 「やるべきことをしっかりこなしていけば、結果はおのずと付いてくる」。選挙を知り尽くす後援会は12日間の選挙運動を淡々とこなしていった。
 最終盤には小沢さん自身が選挙区入りし、一関市を中心に街頭23カ所で演説に臨んだ。一関市と平泉町は直近の区割り改定で岩手3区に編入。小沢さんが中選挙区時代に地盤としていた地域でもある。
 相手候補との接戦が伝えられていたが、小沢さんが「24年ぶりに皆さんの審判を頂くことになりました」と呼び掛けただけで雰囲気は一変。後援会幹部は「本人が来てくれて良かった」と胸をなで下ろした。
 衆院在職48年の小沢さん。50年の節目も目前だが、本人は全く意に介さず「議席を預かる限り、政権交代可能な二大政党制の実現を目指す」と強調した。


2017年10月23日月曜日


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