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<衆院選東北>現職閣僚盤石 宮城6区小野寺さん、福島5区吉野さん

小野寺さんの妻良枝さんを囲み、「頑張ろう」コールで当選を喜ぶ支持者=22日午後8時5分ごろ、気仙沼市の選挙事務所
当選確実を受け、支持者と握手する吉野さん=22日午後8時15分ごろ、いわき市の事務所

 東北の現職閣僚が知名度を武器に安定感を示した。
 東北唯一の自共対決となった宮城6区は、北朝鮮情勢への対応のため一度も選挙区入りできなかった自民前議員で防衛相の小野寺五典さん(57)が圧勝した。
 7度目の選挙で初の本人不在。支えたのは強固な支持基盤だ。県議や選挙区内の市長が連日、実績を訴えた。期間中に米軍ヘリや空自戦闘機事故の対応に追われる姿が報道されたことも「頑張る姿を強調する結果になった」(陣営)。
 小野寺さんは国際会議出席のため訪れたマニラ空港で当選の報に接し「大変心配はあったが、地元の皆さんの頑張りでいい結果を出してもらった」と喜んだ。
 「復興五輪の実現が私の使命」。岩手2区の自民前議員で五輪相の鈴木俊一さん(64)は通算9回目の当選を果たし、喜びに沸く滝沢市で決意を語った。
 公務が立て込み、選挙期間中も度々、地元を留守にせざるを得なかった。しかも選挙区の面積は本州最大。家族や支持者が「現職閣僚を負けさせるわけにはいかない」とフル回転した。
 首長も続々支援を表明し、区割り改定で編入された県沿岸南部でも浸透。野党共闘が瓦解(がかい)した「敵失」もあり、追い上げをかわした。
 福島5区の自民前議員吉野正芳さん(69)は復興相として負けられない選挙だった。盤石の戦いで7選を決め、いわき市の事務所で「皆さんの支援のおかげ」と笑顔を見せた。
 選挙区は震災と東京電力福島第1原発の被災地。復興相の重責に組織も引き締まった。終始優位を保っての勝利に、吉野さんは「引き続き復興に全力で取り組む」と力を込めた。


2017年10月23日月曜日


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