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<台風21号>宮城県内 冠水、土砂崩れ相次ぐ 避難者は最大計約180人

道路が冠水した災害公営住宅団地=23日午後3時10分ごろ、宮城県亘理町吉田

 台風21号の影響で宮城県内は23日、道路の冠水や土砂崩れなどの被害が相次いだ。石巻、名取、岩沼、山元の4市町が避難勧告を出したほか多くの自治体が避難準備情報を発表した。避難者は最大計約180人に上った。交通機関も乱れ、多くの学校が臨時休業した。
 名取市閖上地区では同日午前9時20分ごろ、道路が増水し避難できないと119番があり、住民18人がボートで救助された。角田市坂津田でも男女3人がボートで救出された。
 亘理町吉田の一戸建て災害公営住宅では、近くの調整池が雨水であふれ、団地内の道路が約30センチ冠水。入居者の女性(70)は「内陸で怖い思いをするとは」と驚いた。収穫前の田畑も冠水し、みやぎ亘理農協の担当者は「品質低下は避けられない」と肩を落とした。
 石巻市福地の市大川保育所は床上浸水し25日まで休所。近くの女性(40)は「排水ポンプが雨量に追い付かない」と天を仰いだ。
 東松島市新東名では近くの東名運河が増水し住宅街に流れ込んだ。東日本大震災による地盤沈下を心配する自治会長平地富夫さん(67)は「ここで35年暮らして初めて。生活に支障がある」と話した。
 ほかに仙台、大崎、登米、栗原、加美、松島各市町などでも被害があった。
 JR東日本仙台支社によると、仙石東北ラインが終日運休するなど、県内8路線で上下計505本が運休し、約13万人に影響した。
 仙台空港発着便は国内線と国際線計57便が欠航。高速バスも運休が相次いだ。離島航路はシーパル女川汽船、網地島ラインが全便欠航。気仙沼市の大島汽船フェリーは計20便欠航した。
 県教委と仙台市教委によると、公立、私立の幼稚園、小中高、特別支援学校は全体の75%に当たる708施設が臨時休業した。


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2017年10月24日火曜日


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