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投票所案内のチラシ、誤って配布…震災で街並み変化、追い付かぬ投票環境

 22日投開票の衆院選と知事選で、宮城県石巻市選挙管理委員会が東日本大震災に伴って造成された新市街地の同市さくら町3、4丁目の一部住民に対し、誤った投票所を周知するチラシを配っていたことが24日、分かった。関係者によると、チラシに記載された投票所を間違って訪れた住民もいたという。
 さくら町は田んぼを宅地に造成した新市街地。以前は水路を挟み、北側と南側が違う行政区だったが、両地区にまたがって新しい住宅地ができた。
 投票所は従来の区割りで区別され、水路より北側が新市街地内の渡波保育所、南側は約1キロ離れた渡波公民館となった。渡波保育所は今回からの新しい投票所で、市選管は投票所変更を周知するチラシを配布した際、南側の住民にも同じチラシを配った。
 南側の住民には、チラシに記載された渡波保育所に誤って行った人もいたという。行政区長の雁部正男さん(75)によると、南側には約30世帯が住み、「チラシで間違った投票所を案内したのは遺憾だ。そもそも町内に投票所があるのに、遠くの投票所に行くのはおかしい」と訴える。
 震災に伴う街並みの変化に投票環境が追い付かない状況に、市選管の亀井一彦事務局長は「反省している。他の地域も含め、投票所の区割りを見直したい」と話した。


2017年10月25日水曜日


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