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健康づくりの体操やお茶飲み楽しく 被災者らの交流の場に サロン開設で孤立防ぐ

お茶飲み、体操などで住民らが交流したサロン

 東日本大震災に伴う災害公営住宅や民間分譲宅地などが混在する仙台市若林区の荒井南地区で、住民の定期的な交流を図る「なないろサロン」が始まった。新住民が集まる地域で高齢者の孤立を防ごうと町内会などが企画。「被災の有無にかかわらず、気軽に立ち寄れる場にしたい」と意気込む。
 サロンは、荒井南町内会が市と連携して8月から開催。災害公営住宅敷地内の集会所で月1回、原則第4水曜に行う。9月27日に行われた2回目のサロンには12人が出席し、健康づくりのための体操や、お茶飲みを楽しんだ。
 若林区荒浜にあった自宅が津波で被災し、災害公営住宅で生活する大学公子さん(74)は「さまざまな地域から幅広い世代が集まっている。サロンを通じて知り合いができてうれしい」と感謝する。
 荒井南地区は市地下鉄東西線の沿線開発の一環で2008年に土地区画整理事業が始動し、15年に造成が完了。防災集団移転団地なども整備され、約430世帯1400人が居住する。震災と関係なく、民間分譲地の2世帯住宅などに移り住んだ高齢者も少なくないとみられる。
 町内会でサロンの世話役を務める田口八千代さん(57)は「日中一人きりの高齢者が出掛けるきっかけになればうれしい」と願う。


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2017年10月25日水曜日


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