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<台風21号>カキ養殖を直撃 生産者「7割落下。良質なカキから落ちていく…」

台風から一夜明け、カキを水揚げする生産者=24日正午ごろ、宮城県女川町の尾浦漁港

 超大型の台風21号の影響で、宮城県女川町や石巻市で養殖カキの一部に被害が出たことが24日、生産者らへの取材で分かった。被害の全容把握はこれからだが、「7割が落下した」という生産者もおり、生食用の出荷シーズンを迎えた浜に落胆の声が漏れる。
 女川町の尾浦漁港では、生産者らが台風通過後の23日午後から船で被害状況を確認。生産者の男性(50)は「7割ほどが落下したようだ。海が荒れると、海面近くの良質なカキから落ちていく。覚悟はしていたが予想以上の被害」と肩を落とした。
 石巻市の牡鹿半島にある狐崎地区でも一部のカキが落下した。県漁協石巻市東部支所狐崎支部の佐藤信也支部長は「被害を受けたのは2割ほどとみられる。大型台風のため心配していたが、思ったほどの影響は出なかった」と言う。
 石巻湾支所では、カキ養殖用のいかだ約260台のうち20台が破損。約2割のカキが落下したという。
 宮城県漁協によると、24日現在、県内沿岸で計10隻以上の小型船の転覆や破損が報告されている。担当者は「被害の全容はこれから把握する。シーズンを迎えたカキやノリ養殖で大きな被害が出ている恐れがある」と心配そうに話した。


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2017年10月25日水曜日


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