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広がれ!せんだいヤタイ 宮城産スギの屋台 温かみをまちづくりに活用

仙台市内のコーヒー店などが集ったイベント「グリーン・ループ・センダイ」で使われた屋台。温かい雰囲気を醸す=15日、仙台市青葉区の錦町公園
製作ワークショップで子どもたちの作業を見守る大平さん(右)=14日、仙台市青葉区の西公園

 仙台市内外のマルシェなどのイベントで、温かみのある木製の「屋台」が並ぶケースが増えている。先駆けは仙台の有志らがボランティアで運営する「せんだいヤタイ」。市民が手作りし、希望者に貸し出す「シェア屋台」をうたい、街中の公園や歩道など普段あまり使われていないスペースの活用を提案する。
 屋台は宮城県産スギを使った組み立て式で幅1.65メートル、奥行き1.5メートル、高さ2.1メートル。商品などを載せるテーブルが付き、布のシェードが取り付けられる。使用料は1台1日3000円、2日以上連続の場合は1日2000円で、屋台の製作・管理に充てられる。
 せんだいヤタイは県職員の大平(おおだいら)啓太さん(29)が中心となり、2015年秋に始まった。きっかけは同年夏に北九州市であったまちづくり講座への参加。屋外で使える組み立て式の仮店舗用設備が紹介され、「仙台のまちづくりに生かせるのでは」と思い立った。
 「街で使う物を市民が自分たちで考えて作る仕組みをつくりたい」と、市民参加のワークショップをたびたび開いて屋台を製作。東北工大やまちづくりの関係者などの協力も得ながら、これまで2種類、計50台の屋台を完成させた。
 大平さんが昨春、気仙沼市に異動後も屋台製作や貸し出しを続け、飲食店や雑貨店が並ぶマルシェから軒先に置く仮店舗用まで、幅広く活用されている。
 「仙台は、もっと活用できる空き地や公園が多い。屋台ですてきな空間が生まれ、出会いの場になっているのがうれしい」と大平さん。今後、新たなものづくりにも取り組む計画だ。
 せんだいヤタイのフェイスブックでは、屋台1種類の図面も公開。それぞれの地域でアレンジして活用されている。
 屋台の運搬、組み立ては基本的に借り手が行い、設置も依頼する場合は別途費用がかかる。連絡先はメールsendai.yatai@gmail.com


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2017年10月25日水曜日


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