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<秋田弁護士殺害>「納得できぬ」遺族側が控訴

 秋田市の弁護士津谷裕貴さん=当時(55)=が2010年、菅原勝男受刑者(73)=殺人罪で無期懲役=に自宅で刺殺されたのは秋田県警の不適切な対応が原因だとして、遺族が県と菅原受刑者に約2億2300万円の損害賠償を求めた訴訟で、遺族は24日、県への請求を棄却した一審秋田地裁判決を不服として仙台高裁秋田支部に控訴した。
 秋田市内で同日、記者会見した津谷さんの妻良子さん(60)は「県警の過失が重なり合って大きな悲劇が起きた。判決には納得できない」と述べた。
 一審判決は、警察官が津谷さんを犯人と間違えたと認める一方、「(犯人から取り上げた)拳銃を手にした津谷さんを侵入者と考えても不合理ではない」と判断。「秋田県は凶悪事件が少なく、突発的事案への訓練や意識の涵養(かんよう)が十分ではなかったため適切に対応できなかった」と言及した。
 判決によると、菅原受刑者は10年11月4日、離婚を巡る裁判で元妻の代理人だった津谷さんを恨み、刺殺した。菅原受刑者には約1億6480万円の支払いを命じた。


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2017年10月25日水曜日


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