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<東北市長会>会長に郡仙台市長 「あて職」在り方を見直しへ

郡 和子氏

 東北市長会(77市)の総会が25日、鶴岡市であり、奥山恵美子前仙台市長の退任に伴い空席となっていた会長に郡和子仙台市長(60)を選出した。任期は奥山氏の残任期間を引き継ぎ、来年秋の総会まで。仙台市長が「あて職」として会長職を担う慣例を疑問視する声が上がり、会長選出などの在り方を見直す検討会議の設置も決めた。
 非公開の役員選考委員会で、各県市長会の委員6人が協議した。宮城県市長会は郡氏を会長に推薦し、他県の委員から異論は出なかったという。その後の総会で正式に承認された。
 選出された郡氏は「東北をさらに活力ある地域にするためにも、77市が一層連携を深め、国に対しても主体的に行動することが重要だ」と抱負を述べた。
 総会前の役員会では「仙台が会長を続けるのは他地域の市長会と比べ特異」などと慣例への異論が出た。検討会議では会長職を6県持ち回りにするなど新たな選出方法を協議し、事務局の形態を議論。来年春の総会までに結論を出す。
 仙台市長は宮城県市長会長も慣例で担ってきた。7月の市長選で国政野党系の郡氏が初当選した後、政府与党との関係悪化への懸念を背景に「仙台外し」の動きが表面化。8月の定例会で郡氏を会長に選出しなかった経緯があり、東北市長会の対応が注目されていた。
 総会では東日本大震災からの復旧復興に関する決議など計35件を承認した。


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2017年10月26日木曜日


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