宮城のニュース

生徒から投稿募り1000号 仙台・泉高教諭が発行「テオーリア」日常を題材に考え発表する場に

投稿紙「テオーリア」を手にする山上さん

 宮城県泉高教諭の山上隆司さん(61)=仙台市青葉区=が、担当する社会科の授業の一環で生徒から作品を募って発行してきた投稿紙「テオーリア」が1000号を超えた。山上さんは「日常の話題を題材に生徒が自分で考えて発表する場として今後も続けていきたい」と張り切っている。

 「テオーリア」は古代ギリシャ語で「見ること、眺めること」を意味し、日本語では「観想」と訳される。山上さんは「高校生も日常生活をじっくり見て、自分で考えてほしい」との思いを込め、前任校時代から発行を始めた。泉高に赴任した2004年4月以降も随時発行し、同校での発行が1000号に達した。
 生徒は授業内容や日常生活、社会問題などついて自分の考えを自由に文章にまとめ、ペンネームを使って電子メールで投稿する。
 一定程度たまった投稿をA4版のテオーリアに掲載して印刷し、社会科の授業で配って生徒たちの意見交換の題材に活用する。
 投稿は「なぜ指は5本なんだろう? なぜ爪ははえるのか」といった問い掛けや「けがが多かったがヨガを始め、体が軽くなった」といった日常の出来事を取り上げている。内容からは生徒の思考や考え方の傾向が見えてくるという。
 山上さんは「テオーリアに投稿することで、考える力を養うきっかけになる。同時に生徒同士、お互いの考えを知ることができる側面もある。投稿総数は既に9500点を超えており、ぜひ1万点を目指したい」と話す。


関連ページ: 宮城 社会

2017年10月26日木曜日


先頭に戻る