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函館経由フェリーで避難 東通原発事故に備え青森県が訓練

函館行きのフェリー乗船口に向かう車いすの避難者=青森県大間町

 青森県は25日、東北電力東通原発(東通村)の重大事故発生に備えた原子力防災訓練を行った。訓練は毎年実施し、今回初めて民間フェリーを使って北海道経由の避難を確認した。
 県のほか、原子力規制庁や自衛隊、むつ市の住民ら約1500人が参加。東通原発で機器が故障し全電源を失い、全面緊急事態に陥ったという想定で避難訓練に取り組んだ。
 むつ市大畑地区の住民ら23人が、原発から30キロ圏外の市下北自然の家で退域時検査や簡易除染の訓練を受けた後、大間町の大間フェリーターミナルから船で北海道函館市に渡った。
 東京電力福島第1原発事故を踏まえ、むつ市が策定した避難計画では大畑地区の一部住民は函館からフェリーで青森市に入り、黒石市や平内町に避難する。
 フェリーに乗船したむつ市大畑町のパート従業員和田栄子さん(70)は「移動距離が長く、高齢者は大変な思いをするだろう。陸路もフェリーも駄目だったらと思うと不安になった」と話した。
 福祉車両を使った住民避難や弘前市の県武道館への受け入れ訓練も確認した。


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2017年10月26日木曜日


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