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<東北市長会>「仙台市長が会長職に」慣例に異論 郡氏、釈然としない表情も

 郡和子仙台市長を会長に選んだ25日の東北市長会総会では、東北最大市の仙台市長が担ってきた会長職の慣例に異論が出た。選出の在り方などを見直す方針に郡氏は理解を示しつつ、釈然としない表情も浮かべた。
 「郡氏には奥山恵美子前会長の残任期間を務めてもらい、その間に(東北市長会長の在り方を)検討してはどうか」
 総会に先立ち開かれた非公開の役員会。福島県市長会長の立谷秀清相馬市長が検討会議設置を提案した。
 全国的に政令市長が「あて職」として会長に就くのは特異なケース。こうした背景を踏まえ、立谷氏は取材に「郡氏がだめだとは言っていない。検討し、仙台市長が務めるという結果になれば、それで良いのではないか」と話す。
 役員選考委員の一人で郡氏を推薦した宮城県市長会の伊藤康志大崎市長は「県市長会の考えをしっかり受け止めてもらった。組織は常に改革しなければならない」と評価した。
 選考委員長の土田正剛東根市長は「会合では郡氏に対する異論は出ず、国政野党系だとか、そういう話も一切ない。慣例が全国的に珍しかった」と述べた。
 ただ、慣例見直しの声は郡氏の市長就任を機に飛び出した。背景には政府与党との関係悪化の懸念があるほか、政令市と一般市が抱える市政課題の違いも見直し論を後押しする。
 郡氏は取材に「いろいろな思いはあるが、全国の各ブロックを見ても必ずしも政令市は会長を務めていない。未来に向けて検討は確かに必要だ」と答えた。


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2017年10月26日木曜日


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