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「ボランティアの母」たたえる 岩手・大槌の八幡さんが日本女子大家政学部賞

授賞式の後、100人以上の学生らを前に震災当時の状況について講演する八幡さん=26日午後1時55分ごろ、東京都文京区の日本女子大「新泉山館」

 日本女子大は26日、家政学部賞の授賞式を東京・目白キャンパスで行い、東日本大震災からの復興に尽力した岩手県大槌町の商店経営八幡幸子さん(66)ら3個人・団体に贈った。
 八幡さんは津波で自宅兼店舗が被災したが、店の商品や調理器具を提供するなど被災住民の救援活動に取り組んだ。別の建物をボランティアの宿泊施設に改装し「ボランティアの母」として無償で1日3食を振る舞い、同大の学生をはじめ国内外から2000人以上を受け入れた。
 「被災して失ったものは多いが、得たものもある。名誉ある賞を頂いてうれしい」と八幡さん。現在のボランティアは月に10人ほどといい、「少なくなるのは復興としてはベストだけど、全く来なくなるのも寂しい。大槌が復興する姿を見に来てほしい」と話した。
 同賞は、家庭生活や生活環境に関わる課題の解決に向け科学的に取り組む個人・団体の活動を奨励しようと、2008年に創設された。
 今年は10周年記念賞として、社会福祉法人ちいろば会原町聖愛こども園(南相馬市)、放射能からきれいな小国を取り戻す会安全安心親睦委員会(伊達市)が選ばれた。


2017年10月27日金曜日


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