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<教員採用試験>県と仙台市分離実施 志願者仙台に集中せず

 宮城県教委は27日、2018年度公立校教員採用試験の合格者数が403人(前年度比166人減)になったと発表した。合格者数に対する受験者数の競争率は6.07倍。初めて単独で実施した仙台市の競争率は3.65倍(合格者数232人)だった。
 県教委と市教委の共同実施だった前年度の倍率は5.38倍。採用試験の分離により、「仙台での勤務を望む志願者が市教委の試験に集中するのではないか」との見方もあったが、県教委の試験は倍率が上がり、市教委はやや低迷した。
 小中高や特別支援学校など全体のうち、全国的に競争率が下がりつつある小学校の状況をみると、県教委分は前年より0.29ポイント高い3.68倍。気仙沼教育事務所管内で10年間勤務する「地域枠」や、特別支援学校の免許取得者が対象の「特別支援学校枠」の新設などが奏功したとみられる。
 県教委の山本剛教職員課長は「単独実施で受験者の減少を懸念したが競争率は上がり、合格者の質を維持できた」と説明。「多様な地域で勤務しながら資質を高められる県教委採用の魅力を、引き続き呼び掛けたい」との考えを示した。
 一方、市教委分の小学校は2.53倍にとどまった。本木一昭教職員課長は「再任用を望む退職者が減るなどしたため、小学校の合格者を予定より約30人多く出した」と低下の要因を説明し、「来年度は受験者数が増えるよう取り組む」と話した。


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2017年10月28日土曜日


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