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<グッドデザイン賞>気仙沼・市営八日町住宅 交流の場、住民議論

建設プロセスなどが評価された「市営八日町住宅」

 気仙沼市の「市営八日町住宅」は、街並みに調和し、地域の交流の場として活用されるデザインを模索した住民の姿勢が選定の決め手となった。
 鉄筋4階延べ床面積約990平方メートルの集合住宅で、2016年7月に完成。1階にはコミュニティーセンターと市内の社会福祉法人が運営するカフェが入る。2〜4階の住宅部分は1LDK〜3LDKの4タイプあり計11戸。すっきりした外観が印象的だ。
 地権者がつくった建設組合が建設し、市が2〜4階部分を買い取った。1階は建設組合を引き継いだ合同会社が運営する。
 住民が東日本大震災直後に立ち上げた「八日町復興まちづくりの会」がワークショップを重ね、町の活性化につながる災害公営住宅の在り方を検討した。
 特に、住民が気軽に集まり、地域のつながりを深めるコミュニティーセンターの確保にこだわった。今も定期的に住民参加の会合を開き、活用法を検討している。
 受賞理由について同賞審査委員は「被災者の密なコミュニケーションによって生まれた住宅。建設のデザイン以上にそのプロセスに価値がある」と指摘した。
 まちづくりの会の島田英樹代表は「地域の復興のために積み上げた議論が評価された。よりよい活用法を探り続けたい」と話した。


 


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2017年10月28日土曜日


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