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多様な死生観知ろう メキシコの風習「死者の日」を紹介 仙台のカフェで企画展

店内に設けられた「死者の日」の祭壇

 死者の魂を迎え祝うメキシコの「死者の日」を紹介する企画展が11月1日まで、仙台市青葉区一番町のカフェ「ボタニカルアイテム&カフェ シアン」で開かれている。死者の日に合わせて作られるカラフルな祭壇「オフレンダ」を再現するなどして、日本ではあまりなじみのない異文化に触れてもらう趣向だ。

 メキシコの死者の日は11月1日から2日にかけ、花や菓子で飾り、ろうそくをともした墓地で過ごすなどして死者をしのぶ。日本のお盆のような風習だが、各家庭や商店の店頭などに置かれる祭壇も、骸骨のモチーフの飾りや色とりどりの花で派手に飾られ、楽しく明るい雰囲気に包まれるという。
 今回はシアンと、仙台市を拠点に活動する移動式の書店「ペンギン文庫」による共同企画。店内に再現した祭壇は現地の滑稽な骸骨をモチーフにした民芸品や十字架、果物、生花、ろうそくなどでにぎやかに飾られている。
 現地の死者の日の墓地などの様子を撮影した写真10点を展示しているほか、生と死にまつわるテーマの写真集や画集、詩集も販売する。
 同店は開店2周年を記念して、11月1日まで「メメント・モリ(死を思え)」をテーマにイベントなどを開催しており、企画展もその一環。
 「メキシコではお祭り騒ぎで死者を迎える。異文化の死生観を知ることで死を恐れることなく、今を楽しんで生きようという気持ちになってもらえるのではないか」と店主の阿住未姫(あずみ・みき)さん(36)。「昼とは異なる夜の祭壇の雰囲気も見てほしい」と話す。
 シアンの営業時間は午前11時〜午後9時。木曜定休。連絡先は022(302)6881。


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2017年10月28日土曜日


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