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<囲碁天元戦>一力七段連敗 攻めの勢い止められず

初手を打つ一力七段。右は井山天元=27日午前、札幌市

 囲碁の井山裕太7冠(28)=棋聖、名人、本因坊、王座、天元、碁聖、十段=に仙台市出身の一力遼七段(20)が挑む第43期天元戦5番勝負(北海道新聞社など新聞三社連合主催)の第2局が27日、札幌市で打たれた。162手までで白番の井山天元が中押し勝ちで第1局に続いて勝利し、初の7大タイトル獲得を目指す一力七段は2連敗を喫した。第3局は11月24日、福岡県宗像市で行われる。

 【解説】井山天元が4手目に右下で三三に打つ布石で碁が始まった。かつてはよく見られたが、人工知能(AI)囲碁ソフトの影響で、このところ見直されてきた。
 白が右上にかかって最初の折衝が始まる。ごく定石通りの進行となり、穏やかな立ち上がりだ。
 一力七段が下辺の白にツケて競り合いが始まり、局面が動く。白が下辺に地を取り、黒が中央に勢力を築く。
 中盤、一力七段が上辺の白模様に打ち込んで白地を制限しながらサバキにでると、井山天元は白72の切りを入れ、白80とツケて中央で戦いを仕掛けた。
 白の攻め、黒のシノギの勝負どころを迎える。最強手の応酬が続き、攻防は右下のコウに持ち込まれた。黒は懸命に粘ったが、流れをつかんだ白の勢いを止められなかった。
(河北新報囲碁記者 田中章)

<流れをつかめた/井山裕太天元の話>
 上辺を荒らされて普通に打てば大変かと思った。無理な感じだったが、中央を分断した形ができて少し流れをつかめた。右下のコウはいけそうだと感じた。
うまくやられた

<一力遼七段の話>
 序盤の形が良くなく、少し悪いと思っていた。中央で白に切られてからうまくやられたと感じた。難しい(勝負できる)図もあったかもしれないが、黒が大変な図が多かった。

【河北新報データベースで見る一力遼七段の歩み】
http://www.kahoku.co.jp/2017igo-itiriki/index.html


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2017年10月28日土曜日


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