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<アスベスト>弘前市、飛散対策施さず 市営住宅解体時の4棟で

 青森県弘前市は27日、青葉団地市営住宅の解体工事で、建物の一部にアスベスト(石綿)が含まれていたことに気付かず、飛散対策が不十分なまま工事が実施されていたと発表した。
 市によると、アスベストが含まれていたのは2014年11月〜17年1月末に解体された市営住宅の1〜4号棟の煙突や給・排水管の保温材など。アスベストはセメントなどに混ぜ込まれた状態だったため通常時は飛散しないが、解体工事の際に粉じんが出る可能性があった。
 本来は大気汚染防止法などに基づき、工事前の県への届け出や作業場の隔離といった対策が必要だったが、講じられなかった。
 アスベストに関連し、05年に国土交通省からの依頼で行った「天井吹き付け材」の調査で、同材が使われていないことが分かったため、市は「市営住宅にアスベストを含む建設資材はない」と誤認。解体工事直前の確認も怠った。
 市営住宅は老朽化に伴う建て替え工事が進められている。5号棟の解体に向けて市が今月5日に建築図面を確かめた際、アスベストが含まれている可能性があることが判明。1〜4号棟も同じ図面のため、飛散対策が不十分だったことが分かったという。
 市は今後、市営住宅や周辺住民ら約600世帯1000人を対象に相談に応じる。29日に住民説明会を開く予定。


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2017年10月28日土曜日


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