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准看護学院戴帽式 宮城県七ケ浜町出身の主婦も意欲

学院の図書室で勉強に励む阿部さん

 今春再開した公立双葉准看護学院の学生は、中学新卒の10代から50代までと年齢層が幅広い。その一人、相馬市の阿部光美さん(42)は主婦から専門職への転身を目指して入学した。医療現場などでの実習に向け、「多くを学びたい」と意欲を見せる。
 阿部さんは宮城県七ケ浜町出身。18年ほど前に相馬に家族で移り住んだ。職歴は飲食店でのパートぐらい。学院再開を知り、「資格を持って働きたい」と迷わず願書を提出した。
 教室で学ぶのは高校生の時以来となる。臓器の仕組みや疾病、薬品の効用までと学習領域は幅広い。英語や国語の授業もある。「カタカナの専門用語が苦手。ひたすらノートに書き出して覚えました」と話す。
 テスト時期の起床は早朝4時すぎ。朝食を準備するまでの2時間、テキストに向き合う。多忙な生活を気遣ってか、いつしか夫が洗濯を手伝ってくれるようになった。
 「不器用なタイプ」という阿部さんは、実習に不安も感じる。それでも、「将来落ち着いた対応ができるよう現場で多くを吸収したい」と前を向く。
 相双地方は福島県内でも医療体制が手薄な地域として知られている。「学んだ知識を生かし、微力でも地域医療に貢献したい」と阿部さん。卒業後は南相馬市内の病院勤務を予定しているという。


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2017年10月28日土曜日


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