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震災教訓1000年先まで 中学生ら制作「津波の教え石」完成

完成した「津波の教え石」を囲む荻浜中の生徒ら

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市荻浜地区に、震災の犠牲者を悼み、教訓を後世に伝えようと荻浜中の生徒らが制作した石碑「津波の教え石」が完成し、28日、現地で除幕式が開かれた。出席した住民ら約70人は、津波被害を繰り返さない決意を新たにした。
 教え石は幅1.8メートル、高さ1.5メートルの御影石で「忘れぬ命 明日へ繋(つな)ぐ」と大書された。生徒らがデザインや文言を考案し、住民らの投票で4案から一つを決定。正方形の石碑に記したほかの3案とともに、荻浜支所・公民館の複合施設が整備される高台の一角に設置した。
 生徒会長の3年柳橋慶侍さん(15)は「子どもや孫に震災の記憶を伝えるのが僕たちの義務。1000年先の子孫まで教訓を引き継ぎたい」と力を込める。
 荻浜地区は震災で331世帯のうち232世帯が全壊・流出し、27人が犠牲になった。建立を提案した同地区行政委員連合会の亀山秀雄会長は「古くから津波による悲劇が繰り返されてきたが、時がたつと忘れられてしまう。二度と犠牲者を出さぬよう語り継いでいきたい」と話した。


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2017年10月29日日曜日


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