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わが街復興眺め良好 宮古の2地区まちびらき

住民らが熱気球に乗って復興が進む鍬ケ崎地区を眺めた

 東日本大震災で被災した岩手県宮古市の鍬ケ崎・光岸地(こうがんじ)地区で28日、土地区画整理事業の宅地造成などがおおむね完了したことを記念したまちびらきイベントがあった。同地区が完成すれば、宮古市の復興まちづくり事業は全て終了する。
 土地区画整理事業は2013年8月に着工。施工面積は約23.8ヘクタールで総事業費は約131億円。復興交付金を活用した。約8割の土地が引き渡し済みで、本年度中に全て引き渡される。18年秋には公園などが整備され、事業が終わる。
 新しい街は10.4メートルの防潮堤で守られる。海側に産業用地、山側に住宅地を配し、道路も高台への避難に配慮して整備した。
 28日は熱気球搭乗会があり、地域住民らが復興の進む街を上空から眺めた。鍬ケ崎小4年の前川誠芽(せいが)くん(10)は「震災直後より建物がいっぱいになった。数年後が楽しみ」と話した。
 現地であった式典で山本正徳市長は「多くの支援でこの日を迎えることができた。復興の先を見据えた街づくりを進めていく」とあいさつした。
 出席した吉野正芳復興相は「復興が着実に進んでいると実感する。これからもなりわい再生の支援などに全力で取り組む」と表明。宮古市田老地区の震災遺構「たろう観光ホテル」も視察した。


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2017年10月29日日曜日


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