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命育む緩衝緑地に育て 宮城・多賀城でまちびらき植樹祭

土地区画整理事業を終え、除幕された記念碑=宮城県多賀城市宮内1丁目

 東日本大震災で宮城県多賀城市内最大の津波被害を受け、現地再建を進めてきた同市宮内地区の土地区画整理事業がほぼ終了し、地区内の復興公園で29日、「まちびらき植樹祭」が開かれた。
 菊地健次郎市長や住民約150人が参加し、公園に建てられた記念碑を除幕。宮内地区を囲むように築かれた津波漂流物を防ぐ緩衝緑地に、ニオイヒバやサワラを植樹した。菊地市長は「地権者らの理解で区画整理が順調に進んだ。10年、20年後に命育む緑地となってほしい」とあいさつ。住民を代表して会社員鎌田好雄さん(60)が「新天地も考えたが、自宅を再建した。再生の時を経てこれからは地域発展を願っている」と述べた。
 宮内地区は震災で最大4.6メートルの津波浸水深を記録。仙台港から流出したコンテナなど大量の漂流物で甚大な被害を受けた。
 市は2014年度から5年計画で面積7.1ヘクタールを対象に土地区画整理事業に着手。平均約1メートルの盛り土や道路の整備を進め、6月に宅地造成を終えた。今後、緩衝緑地に400本を植樹する。
 市内で最後に完成した宮内災害公営住宅は昨年12月に入居を開始した。


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2017年10月30日月曜日


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