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自動運転にらみ育成加速 米の整備士学校と提携 仙台・花壇自動車大学校

授業の一環で自分のオートバイの部品を整備する生徒=17日、花壇自動車大学校

 仙台市青葉区の自動車整備専門学校「花壇自動車大学校」が、日本で初めて米国最大手の自動車整備士養成学校と姉妹校提携した。少子化などで整備士を目指す若者が減少する一方、自動運転など高度な機能を持つ自動車整備への対応力が求められており、提携で人材育成を図る狙いだ。

 提携先は、米国内で12校を展開する自動車整備士養成短大「ユニバーサル・テクニカル・インスティチュート(UTI)」。来春以降、生徒がUTIの授業を体験する機会を設け、学生同士の交流活動も予定している。
 文部科学、国土交通両省によると、自動車整備士を養成する専門学校の在籍生徒数は2004年のピーク時に約2万6000人だったが、12年には約1万7000人まで減少し、その後も低迷している。整備士の高齢化も進み、今後の人材不足が懸念されるという。
 運転手が操作に全く関与しない完全自動運転が近い将来に実現すると予想される中、高度化する整備技術に適応する人材育成も大きな課題だ。花壇自動車大学校は約4年前から各自動車メーカーと連携し、メーカー担当者による自動ブレーキの点検・整備などの技術講習を授業に取り入れている。
 育成プログラムが充実したUTIとの提携も人材育成強化策の一環。花壇自動車大学校の小野寺敬司教頭(55)は「自動運転の時代になると、質の高い整備士がより重要になる。安全な車を一緒に作りませんか」と入学を呼び掛けている。


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2017年10月30日月曜日


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