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相馬の21歳ライダー・渡辺選手 負傷乗り越えモトクロス全日本IA2制覇

モトクロス全日本選手権IA2で年間王者に輝いた渡辺選手

 起伏の激しいコースをオートバイで土煙を上げて走るモトクロスで、福島県相馬市在住の渡辺祐介選手(21)が活躍している。参戦5年目となる今季の全日本選手権IA2クラスで、負傷を乗り越えて初の年間王者に輝いた。「実績を積んで海外のレースに挑みたい」と夢を膨らませる。
 ヤマハ発動機所属の渡辺選手は地元の高校を卒業後にプロライダーとなった。2013年から国際A級ライセンスを持つライダーが出場する国内最高峰IAの中のIA2に挑戦。250ccのオートバイを操る。
 今季は熊本県で行われた春の初戦で総合3位と好スタート。第2戦で転倒して右脚を骨折しながら、次戦以降も出場して計4勝を挙げた。
 10月に宮城県村田町のスポーツランドSUGOであった最終第9戦も総合4位となり、トータルで頂点をつかんだ。渡辺選手は「地元の声援が力になった。常に結果を求められるだけにうれしい」と笑顔を見せる。
 競技歴は長い。レース観戦で興味を持ち、3歳で50ccのモトクロス用の車体を父に買ってもらった。小学生の頃にプロライダーを意識したという。
 「練習場も近くにあるため地方在住のデメリットは感じない」と渡辺選手。レースでは高さ10メートルの大ジャンプにも挑む。衝撃に耐えられるよう、シーズンオフも筋力トレーニングを欠かさない。
 来季は連覇が懸かった大事なシリーズとなる。5歳違いの弟も別チームで参戦を予定し、兄弟対決も繰り広げられることになりそうだ。渡辺選手は「20代前半のうちに海外チームに移籍し、世界の舞台で走ってみたい」と話した。


2017年11月01日水曜日


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