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「復興のトップランナー」に学ぶ アジアの若手公務員が宮城・岩沼を視察

千年希望の丘の一つに上る各国の若手公務員ら

 東日本大震災で被災し、「復興のトップランナー」と称される宮城県岩沼市の状況を学ぶため、アジア各国の国家公務員ら約40人が1日、同市を訪れ、津波の威力を減衰させる緑の防潮堤「千年希望の丘」や被災者の集団移転先、玉浦西地区などを視察した。一行は行政経験5〜7年で、各国から明治大公共政策大学院に留学派遣されている。
 菊地啓夫市長らが市役所で被災状況や直後の混乱、復興の経緯を説明。菊地市長は被災した玉浦地区にあった六つの集落ごとに避難所やプレハブ仮設住宅、集団移転先にまとまって動いたことを挙げ、「時間があればハードは再建できる。コミュニティーの維持を最優先した」と強調した。
 千年希望の丘は震災がれきなどで盛られていることや、心の復興や景観の維持の観点から同地区にヒツジ牧場などを整備したことも解説した。
 一行からは「集団移転先をどうやって選定したか」(ネパール)「将来を懸念して若年層が出て行かなかったか」(モンゴル)といった質問が相次いだ。
 一行は10月31日に石巻、東松島両市を視察。今月2日は仙台市若林区と宮城県松島町を訪れる予定。


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2017年11月02日木曜日


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