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<ハタハタ漁>今季の漁獲枠720t 19年ぶりの低水準 資源量減で操業日数制限も検討

今季の漁獲枠などを決めたハタハタ資源対策協議会

 秋田県や県内の漁協で構成する「ハタハタ資源対策協議会」は2日、秋田市で会合を開き、資源量予測を基にした今季の漁獲枠を昨季比80トン減の720トンと決めた。資源量の減少が続いていることから、県水産振興センターは漁獲枠に代わる漁業規制として、操業日数の制限を検討している。
 漁獲枠と漁獲量(漁協経由の流通量)の推移はグラフの通り。漁獲枠は禁漁解禁後に設定した1995年以降では98年の600トンに次ぐ低水準となった。
 今季の漁獲枠の内訳は、産卵のため沿岸に集まる魚を定置網や刺し網で捕獲する「季節ハタハタ漁」430トン、沖合の底引き網漁290トン。
 センターは例年の漁獲量から、今季の秋田沖の資源量を3200万匹、約1800トンと推定。昨季の資源量予測は3100万匹、約1900トンで、小型魚の割合が多いためトン数が減った。
 底引き網の調査からは今季は小型、中型の1〜2歳魚が中心になると予想。昨季同様、漁場の偏りが大きいとみている。
 資源減少に歯止めがかからないことを受け、センターは操業日数の規制を漁業者に提案する。日数を半分程度に減らすことで、資源を維持できると見込む。
 現在は量で規制しているため、価格の高い子持ちのメスを選別して出荷し、オスや産卵後のメスを自家用として消費する漁業者もいた。新方式では全て出荷してもらい、資源量の正確な把握につなげる。
 漁業者の了解が得られれば、北浦漁港(男鹿市)で今季、試験的に実施し効果や課題を検証する。
 センターの担当者は「選別の手間が省ける上、漁期が短縮すれば船の燃料代などコストも安くなる。試行錯誤しながらより良い方法を模索したい」と話す。


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2017年11月03日金曜日


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