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<Eパーソン>ものづくりにIoT 情報通信システムから産業用機器、家電まで幅広く

荒木久嗣(あらき・ひさし)金沢大卒。87年入社。15年中部支社営業開発部長、16年同支社副支社長兼事業推進部長、17年4月から現職。53歳。金沢市出身。

 三菱電機東北支社(仙台市青葉区)は11月、開設から70年となる。東北6県の5拠点に計約110人を配置し、重電や情報通信システムから産業用機器、家電まで幅広く取り扱う。4月に着任した荒木久嗣支社長に事業展望などを聞いた。(聞き手は報道部・高橋公彦)

◎三菱電機東北支社 荒木久嗣支社長

 −エアコン「ズバ暖霧ケ峰」が東北で人気だ。
 「寒冷地でも1台で冬を過ごせる暖房機器を目指して開発された。外気温がマイナス15度でも60度の温風を吹き出すことが可能だ。購入者アンケートで約6割が『暖房性能』が購入の決め手と回答している」
 「東北の販売台数は発売した2007年に1000台強だったが、昨年は2万5000台以上に伸びた。燃焼暖房ではなく、省エネで環境に優しい。ユーザー満足度は92%に達する」

 −産業用機器の売り込みにも力を入れている。
 「東北の有効求人倍率が過去最高を更新し、ものづくりの現場で人手不足が深刻化している。少子高齢化も相まって生産の効率化が課題になっている。われわれの産業用ロボットなどの技術が貢献できる」
 「業界のトレンドの一つにIoT(モノのインターネット)の活用がある。既存の産業用機器にIoTを導入し、ものづくり現場の課題解決策を提案したい」

 −東日本大震災の被災地復興にどう貢献するか。
 「復興期から創生期に移り、自立的な成長が求められる。本業を通じた貢献が軸になる。再生可能エネルギーや電力自由化に絡んでいきたい。新たに東北に進出する企業も支援したい」

 −今後の10年に向けた展望は。
 「製造業をキーワードにしたい。営業の現場を見直し一つ一つの業務から無駄を排除し、余力を顧客との対話に振り向ける。そこから新しいビジネスにつながる提案活動を強化したい」
 「長い間、東北で活動し、さまざまな製品を使っていただいている。現状に甘んじず、さらに信頼される企業になるようにする」


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2017年11月03日金曜日


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