宮城のニュース

<ほっとタイム>一杯のコーヒーに感謝いっぱい

花束を贈られ、笑顔を見せる佐藤さん(右)

◎6年半出張無料カフェ 開店80回

 「東日本大震災から6年半、ここまで続いたボランティアはいないだろう。あなたの一杯にどれほど癒やされたか分からない」
 宮城県岩沼市玉浦地区の集団移転先、玉浦西地区で10月15日、東京都中野区の保険代理業佐藤和男さん(65)に感謝の言葉と花束などが贈られた。毎月第2土曜に都内から泊まりがけで駆け付け、無料でコーヒーを振る舞ってきた「カフェ すまいる」の活動が80回に達し、住民が内緒で企画した。
 初めて岩沼を訪れたのは2011年4月。喫茶店経営の経験があったことから思い立ち、キャンピングカーで通って仮設住宅近くでカフェを開いた。仮設住宅からの退去が進んでも、集団移転先の集会所で欠かさず開店させてきた。
 負担は少なくなかったが、活動を知った愛知や岐阜の有志3人が豆を提供し続けてくれた。「私が代表で花束をもらっただけ。3人がいなかったら続かなかったかも」と佐藤さん。求められる限り、今後も住民が集う場をつくるつもりだ。(岩沼支局・桜田賢一)


関連ページ: 宮城 社会

2017年11月04日土曜日


先頭に戻る