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被災地支援の教訓共有 学生ボランティアが交流イベント通じ学ぶ

仮設住宅の暮らしなどを学生たちに説明する飯塚さん(左)

 東日本大震災や熊本地震を経験した全国の学生ボランティアの交流プログラムが3日、仙台市などで始まった。東北学院大や東北福祉大、熊本学園大など10校の学生25人が参加した。
 初日は東北学院大(青葉区)に集まり、元あすと長町仮設住宅自治会長で、移り住んだ復興住宅で管理組合会長を務める飯塚正広さん(56)の講演に耳を傾けた。
 仮設住宅の様子を説明した飯塚さんは「防寒対策が不十分でカビも発生し劣悪だった。改善を求めた追い炊き機能の追加やひさし設置が熊本では標準となり教訓が生かされ、うれしく思った」と振り返った。
 公営住宅の入居後については「心を病む人へのケアが必要な一方、地元の学生ができることもある。話す機会が少ない高齢者が多くコミュニティーづくりに協力してほしい」と求めた。
 東北学院大1年の佐藤潤弥さん(19)は「心のケアが今なお重要だと分かったのでボランティア活動を続けたい」と話し、熊本学園大3年の原田素良(そら)さん(20)は「熊本で仮設住宅への訪問を続けており、東日本大震災の教訓や反省を熊本に生かしたい」と語った。
 プログラムは県内の大学などでつくる復興大学災害ボランティアステーションが主催。5日までの期間中、南三陸町や石巻市も訪問する。


2017年11月04日土曜日


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