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<社会人野球日本選手権>西村、大会初の快挙「自分の仕事しっかりできた」

新日鉄住金広畑戦で大会史上初の完全試合を達成したJR東日本東北の西村

 社会人野球日本選手権第2日は3日、京セラドーム大阪で1回戦3試合が行われ、JR東日本東北(宮城)の西村祐太投手が、新日鉄住金広畑(兵庫)戦で大会史上初の完全試合を達成した。試合はJR東日本東北が2−0で勝ち、2回戦に進んだ。(1面に関連記事)
 今夏の都市対抗大会を制したNTT東日本(東京)はJR西日本(広島)に4−2で逆転勝ち。新日鉄住金かずさマジック(千葉)はJR九州(福岡)を3−2で下した。

 ▽1回戦
新日鉄住金広畑(兵庫)000000000=0
JR東日本東北(宮城)01001000×=2
(新)坂本、尾嶋―福井
(J)西村―坂本

【評】JR東日本東北の西村が快投を見せた。直球、変化球ともに精度が良く、相手打線に的を絞らせずに大会史上初の完全試合を達成した。打線は二回に篠原の中前適時打で先制し、五回にも加点。新日鉄住金広畑は打撃に工夫がなかった。

◎わずか90球満足の笑顔

 大会史上初の快挙を成し遂げると、笑顔で両手を突き上げた。JR東日本東北の西村が完全試合。「パーフェクトにこだわりはないが、自分の仕事がしっかりできた」と満足そうに振り返った。
 182センチ、79キロ。桐蔭横浜大出身の28歳は、左腕から切れのあるスライダーを多投した。「外角のコントロールが良く、ストライク先行で自分の投球ができた」とうなずいた。球数はわずか90球だった。
 春先から試合で結果が出ず、藤井監督からは「野球人生が終わりなのか。もう一踏ん張りしてくれ」と厳しい言葉を投げ掛けられた。それでも、西村はくじけることなく「このまま終わるわけがない。見返してやろうとずっと思っていた」。言葉通りの快投に、藤井監督も「彼の本当のいい状態が出た。原点に戻ってくれた」とたたえた。
 前回大会、JR東日本東北は2回戦で無安打無得点を喫して敗退した。「次で負けたら去年とほとんど変わらない」と西村。左腕の快投でチームは勢いづきそうだ。


2017年11月04日土曜日


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