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<日本サッカー協会・田嶋会長に聞く>新エンブレムは一体感表現 今後も被災地をサポート

田嶋幸三(たしま・こうぞう)埼玉・浦和南高で全国高校選手権優勝を経験。筑波大、古河電工(現J2千葉)でプレーし、日本代表に選ばれた。日本サッカー協会では技術委員長、専務理事などを歴任。国際サッカー連盟理事も務める。59歳。熊本県出身。

 タウンミーティングで宮城県を訪れた日本サッカー協会の田嶋幸三会長に、日本サッカー界の現状やワールドカップ(W杯)ロシア大会の目標などについて聞いた。(聞き手は佐々木貴)

 −日本代表のエンブレムが新しくなり、47都道府県協会のマークも日本協会と同一化された。
 「W杯に向け、新たな気持ちでスタートできる。もう一つ、リオデジャネイロ五輪に行けなかった女子日本代表『なでしこジャパン』が、新しい形で臨める。主催大会のロゴや大会名も変わった。47都道府県と協会との一体感を表現したかった」

 −全国でタウンミーティングを開催する意義は。
 「現場の皆さんの声を直接聞くことで、地域ごとの問題を知ることができる。ペーパーで上がってきたものを見ても本質的な解決にはならない。これまでに聞いた声を生かした例もある。選手、コーチ、審判として複数の登録をする方は多いが、登録料がかさむ。複数登録の場合、登録料を抑えられるよう見直しを検討している」

 −W杯ロシア大会に向けた強化策と目標は。
 「強化に関してはハリルホジッチ監督らが中心になって考えてくれている。(今月の強化試合で戦う)ブラジル、ベルギーは最高の対戦相手だ。しかも(欧州遠征という)アウェー。この試合を大事にしたい。来年3月にも(強化試合を)行う。私としては今までの最高位のベスト8を目指してほしいが、12月に対戦相手が決まったところで具体的な目標設定が出てくるのではないか」

 −震災復興支援活動の見通しは。また、J1仙台の印象は。
 「今後もソフト、ハードの両面でサポートを継続していく。多くの子どもたちに体を動かす楽しさを知ってほしい。J1仙台は東日本大震災後にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場という快挙を成し遂げ、大きな希望になった。ユアスタ仙台は規模、アクセスともに最高。仙台にベガルタ仙台があるのは協会としてもありがたい」

 −Jリーグの「秋春制」移行問題をどう見るか。
 「私は20年来、シーズンを欧州に合わせるべきだと主張してきた。日本から選手が移籍しやすいし、欧州から選手、監督が来やすくなるメリットがある。一年を通じてサッカーができる環境をつくり、スポーツで文化を変えていきたいが、いずれJリーグで決まったことをサポートする。年内には結論が出る見通しだ」


2017年11月04日土曜日


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