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岩手発のペン型電動ピペット 世界最小・軽量化を実現 海外販売へ

海外販売が始まるピペッティ

 精密機器製造「アイカムス・ラボ」(盛岡市)は、世界初のペン型電動ピペット「pipetty(ピペッティ)」の海外販売を12日に始める。ピペットは大学や企業、病院の研究や臨床で液体を扱う際に使う器具。ペン型電動ピペットは独自技術で世界最小・最軽量と正確性を両立した。
 ピペッティは、岩手大との共同研究で開発した超小型動力装置を内蔵。従来品との比較で3分の2程度まで小型化・軽量化を実現した。電動で正確に滴下できるため、作業の負担軽減、効率化が図れる。
 2015年度には海外シェアの拡大を目指す国の「JAPANブランド育成支援事業」に認定された。アイカムス・ラボの製品を扱う販売会社も設立し、戦略を練ってきた。
 今年3月には米シカゴで開催された生物学会に出展。高い評価を得て、米国の理化学機器製造販売会社と販売契約を結んだ。片野圭二社長は「米国は女性研究者も多く、小さくて軽い電動ピペットの需要があった」と契約の背景を語る。
 ピペッティの海外販売価格は1台5万〜6万円程度。片野社長によると、市場規模は国内75億円、海外1500億円で、これまでに国内で約2000台を売り上げた。海外販売は初年度で900台、3年目には2000台以上を見込む。
 片野社長は「技術力を誇る岩手の地場で作った製品で世界のスタンダードを目指したい」と話した。


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2017年11月04日土曜日


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