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中世の仏教集落か 山形・米沢の大南遺跡 堀跡から木彫りの仏像や木簡出土

良好な保存状態で出土した木製の仏像(左)など
縄文時代から近世にわたる複合遺跡の大南遺跡

 米沢市教委は2日、同市浅川地区で進めている大南遺跡発掘調査の現地説明会を開いた。縄文から江戸時代にかけての複合遺跡で、特に中世(室町、戦国時代)の堀跡からは木製の仏像など仏教に関わる遺物が出土した。その当時、寺院などの仏教関連集落であった可能性が高いという。
 大南遺跡は同市東部、高畠町との境にある約2.76ヘクタール。2016年度から2カ年計画で調査している。
 土器や石器、磁器、漆器、銭貨など各時代の遺物が合わせて1万点以上も出土。多数の柱穴が見つかり、古代から明治の初めまで長期間にわたって人が住んでいた痕跡が確認された。
 特に中世の堀跡からは高さ約20センチ、幅、奥行きとも約5センチの木彫りの仏像や、仏教に関わるとみられる木簡などが良好な状態で出土している。今回の調査結果に、市教委は「見えにくかった置賜、米沢のその時代を知る貴重な資料となる」と話している。


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2017年11月04日土曜日


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