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震災、病気、事故…大切な人亡くした思い 遺児と遺族が分かち合う 福島に支援団体発足

設立記念の講演会であいさつする佐藤さん

 東日本大震災で親を失った子どもや、病気や事故で子どもを亡くした家族などの心のケアに取り組む民間団体「ReLink(りんく)」が福島市に発足した。代表に就いた福島県立医大講師の佐藤利憲さん(42)は「時間だけでは解決できない複雑な感情を分かち合う場になればいい」と話す。
 団体は市内に事務所を置き、看護師や学生ら約10人で構成。親を失った未就学児から中学生までとその家族、子どもを亡くした親らがそれぞれ集まる交流会を2カ月に1度ずつ開く。遺児や遺族に寄り添うボランティアの育成講座も計画する。
 佐藤さんは2010年12月、親を亡くした子どもの支援活動を仙台市で開始。震災が起きた後も遺児や遺族らの心のケアを続けてきた。
 団体設立は副代表で保健師の宮崎恵美さん(37)から持ち掛けられ、共に準備を進めてきた。宮崎さんは生後間もない次女を失った経験があり、分かち合いの場の必要性を感じていた。
 団体は10月29日、福島市で設立記念の講演会を開催した。佐藤さんは「湧き起こるさまざまな思いに向き合いながら、少しずつ心に折り合いを付け、亡き人とのつながりを再び感じられるような活動にしたい」と語った。
 団体の連絡先は事務局024(572)3277。


2017年11月04日土曜日


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