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ムラサキ産地化へ「紫根」収穫 1900本製薬会社に出荷

試験栽培されたムラサキの収穫作業

 薬用植物の栽培技術を確立し、一大産地化を目指す宮城県加美町薬用植物研究会は4日、同町芋沢の試験農地で、ムラサキの根を収穫した。根を乾燥させ、生薬「紫根(しこん)」として出荷する。
 会員農家や町職員ら25人が参加。5月下旬に10アールの畑に植えた約1900本を1本ずつ掘り起こした。長いものは40センチほどに成長。傷付けないよう慎重に手で土を払うと、鮮やかな赤紫色の根が現れた。
 8月の天候不順の影響で、目標収量の120キロには届かない見込み。約1カ月間、農業用ハウスで乾燥させた後、試験栽培契約を結んだ東京の製薬会社に出荷する。滋養強壮剤や軟こう剤の原料となる。
 研究会の工藤春男会長は「生育状況に差がある要因を調べ、よりよい栽培方法を探りたい」と話した。作業に加わった猪股洋文町長は「会員が熱心に取り組んでくれたことが大きな収穫。今後が楽しみ」と語った。


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2017年11月05日日曜日


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