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<ほっとタイム>幸せの種をまく人に 夢の原点・女川で凱旋ライブ

伸びやかな歌声を響かせる岡さん(中央)

 あふれる涙をこらえるように、歌声に力を込めた。
 3人組の音楽ユニット「ユナイテッドサンタ」が10月末に宮城県女川町で開いたライブ。メンバーの岡晃弘さん(23)=東京都=は「女川があったから今の僕がいる」と言う。
 岡さんは東日本大震災の被災地をアカペラで支援するグループ「AWS」の一員として、2013年から毎月同町を訪問。15年秋からは半年間、NPO法人「アスヘノキボウ」のインターンとして町に住み、町広報誌の発行や小学校の音楽の授業などを手伝った。出会った町民たちは誰もが温かく、力強く歩んでいた。
 東京へ戻ると、周囲は就職活動を本格化させていた。進路に思いを巡らせた時、2人の先輩に音楽の道へと誘われた。
 「幸せの種をまく人になりたい」。18都道府県を約2カ月で回るツアーを開き、夢の原点となった女川を終着点に選んだ。この町でもらった「種」が大輪の花を咲かせる日を夢見て、歌声を届け続ける。(石巻総局・関根梢)


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2017年11月05日日曜日


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