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<福島市長選>告示まで1週間 現職と3新人、県都決戦「市民党」で対決

桜の聖母短大の特別授業。福島市長選に立候補予定の4人のうち、招待に応じた3人が学生と意見交換した=10月24日、福島市

 任期満了に伴う福島市長選(19日投開票)は、12日の告示まで1週間となった。これまでに現職と新人3人の計4人が無所属で立候補する意向を表明。いずれも政党推薦を受けておらず、「市民党」的な立場で臨む。新人のうち2人は元県議と元官僚で、現職を含め一定の知名度がある候補者による激戦が予想される。

 4人は再選を目指す現職の小林香氏(58)と、前復興庁福島復興局長の木幡浩(57)、元県議の桜田葉子(60)、保育所経営の法井太閤(72)の新人3氏。
 小林氏は来年4月に予定される中核市移行などに取り組んできた1期目の実績を強調。「福島市が発展する将来への基盤をつくる」と市政継続を訴える。
 木幡氏は元総務官僚で岡山県副知事を務めた。地方自治運営の経験などをアピールして「市民が希望を持てる『風格ある県都』を目指す」と主張する。
 桜田氏は自民党県議3期の経験や市内で生まれ育った市民の視点を力説。唯一の女性候補として「福島市が子育ての場に選ばれる環境を整える」と唱える。
 法井氏は3度目の挑戦で「市予算の1%を削り、子育て支援金に充てる」などと話し、浸透を目指す。
 政党推薦を巡っては木幡、桜田両氏が自民党に推薦願を提出。地元支部の意見が分かれ、ともに推薦は見送られた。小林氏は初当選した2013年の前回も政党推薦を受けなかった。
 市議の支援状況も割れている。態度を鮮明にしている市議のうち、小林氏は3人。木幡氏は超党派の16人が、桜田氏は自民系を中心に6人が応援する。
 前回は小林氏が4選を目指した当時の現職らに大差で勝利。東京電力福島第1原発事故後、福島県内の主要市長選で相次いだ現職の「落選ドミノ」の一つと言われた。
 今回も市政の継続か刷新かなどが焦点となる。小林氏は圧勝した前回からの支援者死守に力を注ぎ、木幡氏は連合福島や自民、社民各党県議らも協力する後援会組織を生かす戦略。桜田氏は県議時代に培った強固な地盤を基に支援者拡大を図る。法井氏は知名度アップを目指す方針だ。


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2017年11月05日日曜日


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