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<東北中央道>山形と福島、物流促進へ 福島大笹生−米沢北無料区間開通

福島県側の開通式後、東北中央自動車道をパレードする関係車両=4日、福島市

 東北中央自動車道(相馬−横手間、268キロ)の福島大笹生(おおざそう)−米沢北インターチェンジ(IC)間35.6キロが4日、開通した。山形県側の米沢北−南陽高畠IC間(8.8キロ)と接続する無料区間で、福島県側では福島ジャンクション(JCT)を経て東北自動車道とつながる。

 県境には東北最長の栗子トンネル(8972メートル)が完成。2018年度には南陽高畠−山形上山IC間(24キロ)が開通する予定で、東北道、山形道、東北中央道による県境をまたいだ東北初の高速環状線が誕生する。
 米沢市で午前10時から福島・山形合同セレモニーがあり、国や両県の関係者らがテープカットなどで開通を祝った後、各県でそれぞれ開通式が開かれた。
 一般車両は午後3時に通行を開始。待ちわびたドライバーらが真新しい高速道路の感触を確かめた。
 福島JCT−米沢北IC間(37キロ)は1998年度、旧日本道路公団が着工。2003年度に国の直轄事業となり、総事業費は約1883億円。全区間片側1車線で、東北地方整備局は2車線化を計画している。福島JCT−福島大笹生IC間は16年9月に開通した。
 福島、米沢両市間の移動時間は約1時間から約40分に短縮される。物流の効率化で米沢市などに集積するハイテク産業を中心に技術連携が加速し、企業誘致につながることが期待されるほか、沿線の温泉地で誘客にも効果を発揮しそうだ。
 両市を結ぶ国道13号の栗子峠は急勾配や急カーブが連続する上、冬期間は降雪量が多い難所として知られ、開通によって安全性が向上するとみられる。


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2017年11月05日日曜日


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