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<津波防災の日>大津波警報に備え市民1万人超が訓練

校庭に避難する児童と保護者ら

 宮城県石巻市は東日本大震災の教訓を生かした総合防災訓練を行い、1万人以上の市民が大津波警報が発令された場合の避難行動を確認した。
 午前9時に三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、大津波警報が出たとの想定。万石浦小(児童325人)では児童や保護者、地域住民の計約700人が校庭に一時避難した後、警報発令を受けて校舎3階の教室に移動した。
 流留町内会の阿部尚孝会長(64)は「これからも意識を高め、震災が起きても避難できるようにしたい」と語った。同校では県の防災ヘリコプターによる救助訓練や、電気自動車の電気を使ってお湯を沸かすデモンストレーションも行われた。
 訓練を視察した亀山紘市長は「真剣に取り組んでもらい、心強く感じている。訓練を通じて地域の絆を強めることが災害時の大きな力になる」と話した。

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 「津波防災の日」の5日、高台への避難や負傷者の応急手当てを体験する防災訓練が各地で行われた。住民だけでなく観光客らの円滑な避難も課題となっている地域では、旗などを活用した効果的な誘導法を確認。小型無人機「ドローン」を使って情報を伝える取り組みもあった。参加した人たちは災害への備えの大切さを改めてかみしめた。


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2017年11月06日月曜日


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