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クマとの共生探る 研究者ら最後の集い

クマの生態や保護について意見を交わした集い

 人とクマとの共生を目指した有識者による「クマを語る集い」が3日、仙台市太白区の茂庭荘で開かれ、研究者や学生ら約80人が集まった。実行委員会の主催。東北6県で1993年から続けてきた集いは20回を数え、今回で終了した。
 クマによる人への襲撃や農作物の被害対策、保護について研究者や養蜂家らが発表。最終回を記念し、東京農大地域環境科学部の山崎晃司教授(野生動物管理学)と、東北芸工大芸術学部の田口洋美教授(民俗学)が対談した。
 山崎教授は「森が広がり、野生動物の分布が拡大している。事故が起きる前に対策を取る必要がある」と指摘。田口教授は「研究などで分かった情報を住民に伝え、事故防止につなげることが肝要だ」と訴えた。
 実行委員長の富沢保浩さん(52)は「クマとの共生について多くの人に問題意識を持ってほしいと考え、続けてきた。この思いを次の世代が引き継いでくれたらうれしい」と話した。


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2017年11月06日月曜日


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