宮城のニュース

<囲碁>トリプル挑戦なるか 一力七段、棋聖戦目指し勝負へ

一力遼七段

 囲碁の井山裕太棋聖(28)=名人、本因坊、王座、天元、碁聖、十段=への挑戦者を決める仙台市出身の一力遼七段(20)と山下敬吾九段(39)との棋聖戦挑戦者決定3番勝負第1局が9日、打たれる。一力七段が勝てば、現在進行中の天元、王座戦に続いて井山棋聖へのトリプル挑戦となる。天元、王座戦の両5番勝負に棋聖戦7番勝負が加わり、囲碁史上初めて連続して合計17番の勝負が実現する。

 棋聖戦の挑戦者争いは最上位のSとA、B、Cの計4リーグで行う。Sリーグの上位2人とA、B、C各リーグ1位の計5棋士によって挑戦者決定トーナメントが打たれる。
 Sの1位が、トーナメントを勝ち上がった棋士と決勝の3番勝負に臨む。S1位の棋士に1勝のアドバンテージがある。
 一力七段は5戦全勝でS1位。3番勝負はトーナメントで決勝に進んだS2位の山下九段との組み合わせになった。対局は2回で、一力七段は1勝すればアドバンテージの1勝と合わせて2勝となり、棋聖戦では初の挑戦権を得る。
 2年前にこの方式が導入され、過去2回はいずれも条件が有利なS1位棋士が挑戦権を得た。
 一力七段と山下九段の対戦成績は一力七段の5勝4敗。一力七段は昨年と今年、連続して天元戦の挑戦者となり、決定戦の相手はいずれも山下九段だった。因縁のある対局になる。
 山下九段は「こちらは2連勝しなければならないので大変な状況だと思う。一力七段はオーソドックスな棋風、読みの力で相手の隙を見て一気に持っていくところがある。一局一局を大切に打ちたい」と話す。
 一力七段は「山下九段は各棋戦で安定して勝ち上がっている大変な相手。(アドバンテージは)意識しないで臨み、精いっぱい頑張りたい」と抱負を語る。(河北新報囲碁記者 田中章)


関連ページ: 宮城 社会

2017年11月07日火曜日


先頭に戻る