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震災犠牲者鎮魂の桜、1000本目の植樹は最大被災地石巻に

鎮魂の思いを込めて植樹する参加者たち=5日、宮城県石巻市

 東日本大震災の犠牲者への鎮魂の願いを込め、岩手県一関市の一般社団法人「てあわせ」が取り組む桜の植樹が5日、宮城県石巻市中瀬の作田島神社であり、1000本目が植えられた。2011年6月に石巻市の石巻好文館高に植樹してから6年5カ月。桜は岩手、宮城両県などの被災地で犠牲者の冥福を祈り、復興を見守る。
 1000本目を記念して現地で開かれた植樹式には、作田島神社の氏子や地域住民ら約30人が出席。高さ約2メートルの大漁桜2本を植え、根元に土をかけた後、てあわせ理事長で住職の後藤泰彦さん(57)=一関市=が読経した。
 後藤さんは「桜は『いつまでも忘れない』『いつも見守る』との思いが込められた花。震災で大きな被害を受けた石巻市中瀬に1000本目を植えることができたのをうれしく思う」と話した。
 作田島神社の氏子総代を務める佐々木博さん(83)=石巻市=は「震災前は神社に樹齢約100年の桜が2本あった。植樹した桜はその代わりと思いながら成長を見守り、大切にしたい」と語った。
 てあわせは震災後、犠牲者の鎮魂や復興を祈念し、釜石市や岩手県山田町、石巻市内の仮設住宅、ニュージーランド地震(11年2月)で被災したクライストチャーチ市などに桜を植樹してきた。


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2017年11月07日火曜日


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