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<E番ノート>読書の秋におすすめ

私のプロ野球80年史

 日本シリーズも終わり「野球ロス」になりがちなこの季節、野球関係の読書を楽しもうというファンもいるだろう。書店の棚に向かい東北楽天関係の書籍を眺めると、元監督の野村克也氏(82)の著作が多く並ぶ。8月に刊行されたのが「私のプロ野球80年史」(小学館)だ。
 南海(現ソフトバンク)の名選手で歴代5位1565勝を誇る名将が、プロ野球草創期からの歴史をひもときつつ、ぼやきまじりに最近の球界への所感を披露する。今季日本一になったソフトバンクのチームづくりには「戦力の多寡がそのまま成績に表れてしまう」「お金で優勝が買えるのではファンもワクワクしない」などと指摘する。
 確かにフルスイングや真っ向勝負がもてはやされる昨今、野村氏が東北楽天監督時代によく言った「弱者の戦術」が希薄になった印象だ。元「野村番」の記者として「野球が高度化して戦略、戦術が出尽くした」との嘆きに哀愁を感じた。(金野正之)

 野村氏サイン入りの「私のプロ野球80年史」を抽選で1人にプレゼントします。住所、氏名、年齢、電話番号を明記し〒980−8660河北新報社スポーツ部「『私のプロ野球80年史』プレゼント係」へ。14日必着。


2017年11月07日火曜日


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