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非常食 グッとコンパクト 大船渡の団体が開発、備蓄キットがデザイン賞

震災の教訓を生かして開発された非常食キット

 岩手県大船渡市の障害者支援団体などが備蓄用非常食キット「逃げた先にある安心。もしもの備え」を開発した。東日本大震災の避難所運営を教訓に、被災者と支援者の負担軽減を図るアイデア商品で、2017年度のグッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)を受賞した。
 陸前高田市産米の「たかたのゆめ」を原料にした水で戻せるアルファ化米、5年間保存できる青森県の白神山地の水、岩手県野田村産の塩、加熱袋をセットにした。手提げ型の箱はバッグにも使える。
 大船渡市で知的障害者の就労支援に取り組む一般社団法人「かたつむり」が企画と加工を手掛け、北上市の障害者就労支援施設「北上アビリティーセンター」がパッケージデザインを担当した。
 震災時、避難所では支援物資の配給に行列ができ、温かい食事を提供できないケースもあったため、非常食一式をコンパクトにまとめた。かたつむりの大西智史常務理事は「避難後の疲労や不安を少しでも解消し、安心できる環境を全国に広めたい」と話す。
 5年間の賞味期限を確保するため10日から事前予約を受け付ける。1人用1300円(税抜き)、2人用2000円(同)。連絡先は同県社会福祉協議会019(601)7027。


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2017年11月07日火曜日


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